とうちゃんの愛・地球博レポート 第7回

2005年5月29日
131,225人(22:00最終) 晴

 
今回は待ち時間が長くて今まで諦めていた「ドイツ館」を狙ってみようとしていた大工のとうちゃんですが、早くも出発前からその野望は崩れ去りました。
今日は町内の美化運動の日。朝は自宅周りの掃除をしなければいけません。


1.ながくて南駐車場

結局出発できたのは8時30分。今出発して名古屋空港へ行ってもバスの待ち時間も長いし、昨日弟が使った「ながくて南駐車場」を利用してみることにしました。

西ゲートからの入場になるので、ドイツ館に近いですし(いや、もう遅いって・・・)
西ゲートは団体さんで混むとの情報はすでに聞いていましたが、かなりのものですね。
ながくて南に着いたのが9時5分、バスに乗れたのは10時10分。
バスを待つ間に聞いたのは「ただいま西ターミナルが混雑していますので、バスの発車を見合わせております。しばらくお待ち下さい。」オイオイ(汗;
パビリオンの混雑状況を携帯で確認したらすでに「ドイツ館」は180分待ち!完全に諦めました。
待たされたあげく、目の前に着いたバスは赤を基調とした低床バス(笑)
そうです名鉄の路線バスでした。幸い座ることが出来ましたが、近くにお年寄りや妊婦さんがいたら席を譲らないといけないし、路線バスはイヤですね。

2.西ゲート

初回はリニモ、あとは名古屋空港を利用している我が家にとって西ゲートは初めてでした。
うーん、幅が狭すぎます。ゲート直後に階段またはエスカレーターで上らないといけないので、改札の数増やすことも出来ない。そのくせあの大量の観光バスの客を通さないといけない・・・。基本計画に問題有りですね。
人の熱気に耐えながら狭いスペースでゲート通過を待たされて、通過できたのは10時40分でした。



3.グローバルコモン3

ドイツ館に関係なく今日は外国館巡りと決めていたので、今まで足を踏み入れたことのないグローバルコモン3へ直行です。ゲートを抜けエスカレーターを2台乗り継いでループ上に出ます。左回り方向に進むと3の入口があります。

すでに11時近いので人がたくさんいます。各パビリオンも待ちが多くなっていました。昼が近いのでブルガリア館のメニューを覗いてみるとまあ、納得できる値段。でも、もう少し他を調べてみよう。

少しコモン3をうろうろしてやっぱりブルガリアでお昼にしようと思って入館したら長い列が!レストランの順番待ちでした(涙)席数がとても少ないんです。
結局「Europe by nature Caffe」でPIZZA BAGUET 千円也を買って食べました。
グローバルループを歩いているといつも良い匂いがしているんですよねココ。
でも、ボリュームもかなりあり味もよろしかったです。ピザが好物である息子のまちゃもでさえ食べきれないと言って少し残しました。残飯処理はとうちゃんの役目・・・満腹です ゲップ。

 

4.外国館巡りその1

a.ブルガリア
正直言って展示物に記憶がないんですごめんなさい。正面にスクリーンがあって何か映っていたことは覚えていますが・・・先ほど書いたようにレストランの席数が少なくて長い列が出来ていました。外観はバラの図柄できれいです。
b.リビア
中央には大きな土管?が鎮座しています。この意味を知ろうと思いながらも説明を読んできませんでした。"「砂漠の黄色」と「水の青」が生命を象徴する緑を生み出す"うーん謎だ(笑)
国の正式名称は「大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 」だそうです。
c.トルコ
アジアとヨーロッパの境目に位置するトルコです。館内は暗くなっていて、様々な展示があります。一口に言って綺麗です。展示がメインですがなかなか気合いが入っていて楽しめました。
d.チュニジア
館内では手作りの鳥かごを作っていました。手工芸品などがお得意の国なんですね。そういえば日本の手工芸品は衰退する一方のような気が・・・。
館内の売店で自然現象で出来た花のような形の石「砂漠のバラ」が買えます。
安いものは100円、300円のものがあります。娘が100円のものを買って宝物にしています。
e.ボスニア・ヘルツェゴビナ
館内は観光案内の写真のみと言う感じでした。ほとんど記憶に残っていませんすみません。
f.ヨルダン
「死海の水」の浮遊体験で話題のパビリオン。予約はなかなか取れないみたいですね。入館待ちの列はエレベーターに乗って2階に上がり「死海の水」のプールを上から見るのを待つための列です。瓶の中に砂で絵を描く「サンドアート」がお目当てなら、パビリオン横から直接1階に入れます。
パビリオンの周りに岩塩が置いてあります。レプリカかなと思ったら本物みたいです。(指先で削って舐めたらしょっぱかった)
g.モロッコ
前半はおきまりの国の紹介、中央のホールには天井からぶら下がったオブジェがありました。後半はバザールを摸したみやげ物屋値段の交渉も楽しんでくださいとのことで値段の表示はありませんでした。店の人が良心的なことを期待します。日本人は交渉下手ですからね。欲しいものがあったらとんでもなく安い値段から交渉を始めるのがこつかも(笑)
h.ギリシャ
展示には気合いが入っています。綺麗ですよ。こういうのは文で表現するより見ていただいた方が良いでしょうね。

内部写真
i.クロアチア
外国館にしては珍しく映像主体のパビリオンです。仕掛けが面白いですね。
説明などもなくアートしている映像ですが、コモン2の某難解な映像とは違い多くの人が楽しめると思います。

内部の塩田?

j.スペイン
こちらもなかなかのものです。中央の大きなホールでは出入り自由な映像展示、周りの小部屋でスペインの紹介展示となっています。

 食材?  サッカー好き必見?

グローバルコモン3はヨーロッパの国々が多いので人気ありますね。入場者数の多い今日みたいな日は女性のトイレが問題になります。平均20分ほどは待たされます。特にドイツ館前のトイレは小さい割に人が多いので大変です。少し離れたところ(ループの反対側えびせんべいの里の裏)にもありますので臨機応変に移動してください。


5.外国館巡りその2

さて、待ち時間の長いドイツ、フランス、イタリアは諦めてグローバルコモン4に移動することにしました。過去にロシア、イギリス、スイス、オランダなど待ちの長いところは見ていますので、今日は残りのパビリオンを回ります。

どちらかというと会場の外れ、一番近いゲートも西ゲートなので最初の頃は人が少なくて快適でしたが、さすがに今日は人が多い!ほとんどのパビリオンに行列が出来ています。

k.コーカサス共同館
アゼルバイジャン共和国、アルメニア共和国、グルジアの共同館
子供達に人気のコーカサスオオカブトとは無関係みたいですね。
コンセプトは「健康と長寿」この地方は長寿の人が多いみたいです。
スタートレック好きの私としては「長寿と繁栄」にしてもらえると面白かったけど。
展示はこの地方の歴史と文化の紹介です。
l.ポルトガル
昔から日本と交流のある国です。鉄砲の伝来は皆さんご存じと思います。
じっくり展示物を見ていくといろいろな発見があると思います。
m.ルーマニア
中にはいると直径6メートルの木製水車が目に入ります。そしてメインはステージで行われる各種ライブステージ。
私が行ったときはチェロのソロ生演奏でした。心地よい音楽と疲れのためついうとうとしてしまいました。
n.アイルランド
6つのハイクロス(高十字架)のレプリカは一見の価値有りです。レプリカとはいえその存在感はすばらしいです。
o.ベルギー
館内外側は芸術作品の展示、じっくり見るとなかなか味があります。
内側はスクリーンによる映像展示超ワイド画面で面白そうだったけどじっくり
見ませんでした。
話題のワッフルですが、日本の「マネケン」です。
焼きたてをどうしても食べたければ列に並ぶ必要がありますが、時間のない人は売店の袋入りワッフルでも良いかも。
また売店ではクッキーを売っていますが、これが安くて美味しいのでお勧めです。
p.オーストリア
なかなか楽しいですね。1階には氷の壁があります。2階に上がると大人も乗れるそり遊びです。お子様連れにはお勧めの外国館です。

 

6.帰る前に

午後5時を過ぎると会場はかなり人が減ってきます。このチャンスにもっと入りたいけど、さすがに疲れました。グローバルコモン4をあとにして、西ゲートに向かうついでにグローバルコモン3の様子を見てみることにしました。
40分ほどの待ち時間のあったフランス、イタリアともほとんど無しになっていました。あとひとつだけフランス館に入りました。

q.フランス
映像展示は「労働、公害、工業汚染など地球の負の部分」をぶつけてきます。
問題提起は良いのだけど、解決策としての提案も映像に盛り込んで欲しかったのが素直な感想です。展示スペースはユニークなものがあり楽しかったです。

 

7.まとめ

今回は外国館を中心に回りました。ブログなどにも書きましたが、今までは人気パビリオンを優先していました。人気パビリオンは地球環境などを意識したものが多く、「愛・地球博」でした。そして今回は初めて「万博」を楽しめたような気がします。
一つ困ったことは「全館制覇」の野望が頭をもたげてきたこと・・・(自爆)

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