とうちゃんの愛・地球博レポート 第3回

2005年4月24日
107,468人(21:30最終) 晴

 
第3回目は家族4人に私の両親を加えていきました。2〜3日前に急きょ決まったことで、高齢者?(74歳と69歳)同伴でどのようなところへ行けるかなどという事前の計画は無しでとにかく行ってしまいました。


1.駐車場は何処に?

出発は遅めにというママの強い希望で朝はのんびりしていました。私としてはできるだけ早く出たかったのですが・・・。というのも過去最高の記録を更新して112,332人の入場者だった前日の夕方東名阪を走行中「名古屋空港駐車場 満車」の表示を見たんです。我が家からは名古屋空港駐車場が便利なんです。でも、満車だったら使えないわな。
混雑状況が気になるので出発前に公式サイトでチェック

( ̄□ ̄|||)がーーん!

名古屋空港駐車場発着 所要時間 約1時間25分

焦りはじめたとうちゃんでしたが家を出たときは9時半過ぎでした。

駐車場変えるか・・・。尾張旭か長久手かなあ、今のところ空いていそうだし。
どちらも東名阪を利用するからとにかく北に向かいます。走行中もママが携帯で混雑状況をチェック名古屋空港の所要時間が徐々に減っている。走りながら迷っているが高速に乗るか空港に向かうかの分かれ道では空港の待ち時間が無しになってしまった。結局今日も空港を利用することになりました。ちなみにこの時点で三好は2時間を超えていました。
団体バスがたくさん来てました混雑の予感・・・

 

この時刻東ゲートの入場は楽々

 

各ゾーンの混雑状況

 

人気パビリオンは相変わらず・・・

 

モリゾーゴンドラからのコモン1 空中散歩(拡大画像あり)

心配していたけど、結局バスにはすぐ乗れました。到着後両親の再入場券を全期間券に交換後東ゲートを通ったら11時でした。
ゲートを過ぎてすぐに会場混雑状況の案内板がありますが、少し混み合っている模様・・・。もうすぐ昼だ、どうしようということになり、協議の結果、瀬戸会場の『森のレストラン「Na 菜 Na」』が美味しいとの噂なので行ってみることにしました。
瀬戸会場・・・全然調べてないや、ま、いいか。とりあえず長久手会場へ向かうと企業パビリオンゾーンBへの階段があります。遅くなったので、今日はここから降りることができました。降りてすぐのところがゴンドラの乗り場、でも一応待ち時間の確認をしてみました。
日立110分 三井東芝90分。そりゃこの時刻は一番混むわな。瀬戸会場行った方が良さそうです。30分ほど並んでゴンドラに乗りました。


2.瀬戸会場への移動手段

長久手会場から瀬戸会場への移動で一般的なのはモリゾーゴンドラですよね。ゴンドラは目立ちますし、無料で乗れるからやっぱり乗ってみたいと思います。大工のとうちゃん一家もやはり行きはモリゾーゴンドラを利用しました。
確かに眺めはよいですし、季節柄新緑がとてもきれいでした。さらに面白いのが、近隣住民のプライバシー確保のため、約2分間ガラスが曇ります。曇ると言うより、一瞬で真っ白になって、一切外が見えなくなります。その機能のせいで元々ガラスが曇り気味で景色がぼやけますが、あの曇る瞬間は面白いですね。
もう一つは「燃料電池ハイブリッドバス」。景色を楽しんだりする魅力もないし、座席に座れない可能性も高いので、強く勧めるわけではありませんが、近未来の交通機関を実際に体験できるので、興味のある人には楽しめると思います。
水素と酸素の化学反応を利用して電気を起こし、バッテリーと併用して走るバスなので排気ガスは水のみです。しかも動力はモーターですので、とても静かです。空調の音の方が気になるくらいです。
最高速度は80km/hとのことですから、パワー不足は感じますね。
しかし、TOYOTA(HINO)は凄い会社ですね。自社の技術を発表して企業イメージを上げながら、実際に乗客を乗せて公道を走らせて多くのデータを入手できるわけだから多大な出資をしても見返りも多いと思います。
利用は無料なので時間に余裕があれば片道利用してみることをお勧めします。


3.瀬戸会場

さて、話題を戻しましょう。モリゾーゴンドラで緑の海の上を空中散歩した後瀬戸会場に到着します。到着場所の市民パビリオン接点に会場側とゲート側になる感じです。里山遊歩ゾーンを除けばそれほど広い会場ではありません。

a.昼食
瀬戸会場に到着したときはすでに11時45分でした。市民パビリオンから出ると、「瀬戸日本館」の入場整理券を配っていたので、とりあえずGetしました。並ぶ必要はありません。指定時刻は13時25分。それまでに昼食をすませようと「Na 菜 Na」に行ってみましたが、すでに列が出来ていていつ食べられる事やら・・・。外で「Na 菜 Na」で作った弁当を売っていたのでそれを買って食べることにしました。値段は¥1,000 ¥1,200 ¥1,400 味は良いですけどね少し高いかなあ・・・。まあ、コンビニ弁当みたいに美味しくないものと直接比較したらいけないのですが。
困ったのは弁当を食べる場所が見つからないことでした。天気も良く日向では暑いので日陰で座れるところを探しましたが見つかりませんでした。この辺り改善の余地がありそうです。
何とか場所を見付けて食べ終わった頃は弁当は売り切れてました。
日本館の入場まではまだ時間があるので、その前に「瀬戸愛知県館」見ておけないかと思って行ってみると、次回のご案内の時刻ではほんの少し遅くて日本館に間に合わないので後回しにすることになってしまいました。仕方ないのでブラブラしながら時間をつぶす羽目に・・・。
幸い「海上広場 」で結婚式が行われていたのでそれを見て過ごすことが出来ました。

b.二つのパビリオン
1時少し過ぎた頃「瀬戸日本館」の入場待ちの列に並ぶことにしました。整理券があるから急ぐ必要はないけど、やること無いので(笑)
最初に案内されたのは和紙のスクリーンに日本の美を映し出す展示「プロローグ」ホールの真ん中の人も見られるよう床が中心を頂点に傾斜しているところで立って観ます。これが結構苦痛です。朝から疲れていたらいけないけど、日頃の疲れがたまっているから(汗;
次はエスカレーターで2階に移動します。こちらでは 群読 叙事詩劇 「一粒の種」を上演します。舞台を中心にした円形の劇場でどの席に座ってもそれぞれ楽しめると思います。
観客と役者の一体感は舞台関係の好きな人には魅力でしょうね。興味のない人にはつまらないだろうけど・・・我が家でも「最高!」の評価を出したママとコッチー、「つまらん」の一言で片づけるじいちゃんとまちゃも、それなりに楽しんだばあちゃんととうちゃんに分かれました。
その後は各種アートを楽しんで外に出ます。屋上のかざぐるまが印象的でした。

 

続いて「瀬戸愛知県館」に入りました。入れ替えのための待ち時間は別として待ち時間無しでした。
ギャラリー空間 森の劇場は海上の森についていろいろ知ることが出来ます。
これを観るまでは「少しくらいは開発しても仕方ないのでは」という思いが私の中にはありましたが、今では森が残せて良かったと心から思うようになりました。当初は海上の森を開発してメイン会場とする予定だったのが今のような形になり、長久手会場も閉幕後は元に戻して「愛知青少年公園」を再開する必要が生まれたのが結果的に今回の博覧会を意義のある上質なものとできたのではないかと考えています。


c.長久手会場へ
時刻は午後3時近くなり、そろそろ長久手会場に戻りたいので、瀬戸会場を後にすることにします。ここで私の主張を通して帰りは「燃料電池ハイブリッドバス」を利用しました。詳細は前記の通りです。
市民パビリオンの外周を回り込み橋を渡り瀬戸ゲートへ向かいます。この橋、構造的に弱そうだけど強度は大丈夫なのかなあ・・・瀬戸会場は空いているから良いけど、もし橋の上に大勢並んだら少し心配。ゲートに向かう途中左手に天水皿があります。
長久手会場の到着位置は北ゲート付近です。会場へはモリゾーゴンドラ乗り場の上に出ます。朝以外は階段を下りて企業パビリオンゾーンBに到着します。

4.長久手会場再び

長久手会場に戻り、とりあえず人気パビリオンの待ち時間チェック。朝とあまり変わらない・・・(涙)。夜になったら再度挑戦かな。
今日は過去2回より人出は多いようだ。グローバルループをこれだけ多くの人が歩いているのは初めて見ました。これでは人気パビリオンは無理のようなので、両親が希望する「インド館」「ネパール館」に入ることにしました。(1回目に行ってるんだけどね。)その他空いていたので中央アジア共同館へも入りました。

そろそろ疲れて返りたがる両親、ばあちゃんと別れたくないとだだをこねるまちゃもうーん困ったなあ・・・。とりあえずみんな揃ってグローバルコモン2へ向かいました。「カナダ館」が待ち時間20分だったので入館することにしました。
アートしている映像は確かにきれいですが、疲れているとき立ち見でそれを強要されると嫌気がさします。椅子があれば寝そうだけど・・・・。2つの映像展示がありますが、どちらも同じ内容でスクリーンが違うだけ、なんか上げ底のような気がして釈然としない気持ち。
さて、そろそろ両親は帰宅することになりましたが、いまだ納得しないまちゃも「じいちゃんばあちゃんが疲れて死んでも良いのか?」とうんと言わない強情張り、無理矢理引き離して帰ってもらいました。(同居だから家に帰ればまた会えるのに)時刻は午後五時頃でしたでしょうかこんな時間はリニモにはすぐ乗れたそうです。


5.苦難の夕暮れ

実は今回来たのはママが山車が大集合するから見たいとのことで出かけたわけでそれに両親が便乗してきたのが6人になった理由です。両親と別れた後はグローバルコモン2からループの下に入り日本ゾーンへ向かいました。

少しお腹が空いたので、ループ下の売店で¥350のホットドッグを買おうとしたら売り切れ、仕方ないので¥150のみそ串カツ2本を買って食べました。味はイマイチだけど安くて大きかったので許すか・・・。
とうちゃんとしては山車はどうでも良いからこの泣き続ける馬鹿息子を何とかしてくれ!そんな気持ちになってきました。夜の空いてきた時をねらって企業パビリオンゾーンBのどれか一つだけでも入っておきたい焦りもあるし。なんか気分悪くなってきました。
とりあえず食事をと思い西エントランスのフードコートを見てみるが、ラーメンやうどんが¥1000は高すぎますよ。2階に上がると少し安いけど今度は空席がない(涙)。そしていまだに泣きべその、まちゃも・・・。
なかばやけくそのとうちゃんの提案はこうでした。「コンビニでおにぎり買ってそれ食べながら企業パビリオンのどれかに並ぼう。」グローバルコモン6を抜け、企業パビリオンゾーンAのサークルKへ向かいました。
でも、ついてないときはダメですね。列に並んでいても食べやすいおにぎりは売り切れ。サンドイッチなどを買って企業パビリオンゾーンBへ行ったけど今日は待ち時間が縮まっていない。ベンチに座って食べることにしました。だったらたくさんあった弁当類にすれば良かった。
食事がすんだ後、ガスパビリオンの待ちが少なかったので、入ることにしました。最終回だったようで列に並んでしばらくしたら打ち切りになっていました。
「炎のマジックシアター」はあまり面白くないとの評判を聞いていたので期待していませんでした。噂通り盛り上がりに欠けてましたね。終了後夜景を期待して屋上に上がってみました。高さが少し足らないかな。この日は愛・地球広場の山車の提灯がきれいでしたけどね。

ガスパビリオンを出たのが8時頃この時間になると三井東芝館も日立グループ館も入場打ち切りでした。もう帰るしかないね。
帰りのバスはすぐ乗れました。帰りの東ゲートは遠いですね。
不思議なのは東ゲートエスカレーター横の階段何のためにあるんだろう。10万人超えた今日でさえ閉鎖されていました。謎だ・・・。


6.まとめ

今回高齢者を含む6人で行動したわけですが、機動力はかなり落ちますね。歩く速度が落ちるのは当然ですが、6人の意見をまとめ、無駄なく行動するのは難しいものです。少し目を離すと誰かが居なくなったり、それぞれ勝手な時間にトイレへ行って行動の切り替えが遅れたりします。計画的に行動できて、指導力のあるリーダーの必要性を感じました。
それと、離れているために人の少ない瀬戸会場ですが、やはり一見の価値はあると思います。複数回行かれる方、長久手会場の混雑を避けたい方は計画に入れても良いと思います。

次回はマンモスブルーの予約を取ってあります。その報告はまた後日。

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