永平寺と越前海岸 2016/09/10

諸事情でしばらく遠出は出来ませんでしたが、以前から行きたかった永平寺にやっと行くことができました。
ご存じの方も多いと思いますが、福井県の永平寺は曹洞宗(一般には臨済宗、黄檗宗と合わせて禅宗とも言われています。)の大本山です。まあ、曹洞宗は特殊で本山は神奈川県の総持寺も本山なんですけどネ。名古屋在住の私にとっては曹洞宗の本山と言えば永平寺のイメージが強いです。

自宅からは途中の休憩を含めて約3時間の道のりです。途中渋滞も無く、9時ちょっと前に出て12時頃の到着でした。


過去に一度来たはずですが、全く記憶が無く初めてのような感じがします。


山の中に作られた永平寺はいくつものお堂を渡り廊下で繋いでいます。
当然斜面なので渡りのほとんどは階段となっています。

建築職人としてこの伽藍は感動物ですね。斜めの面格子、斜めの部分と水平な部分がつながる瓦の伏せ方・・・。日本の職人は素晴らしいです!


今回、両膝人工関節の母も同行しました。
拝観料500円を払い、まずは吉祥閣で説明と注意事項を聞き、見学開始ですが、説明を聞いた後、見学を開始しようとしたら、説明をして下さったお坊さんが杖をついている母を見て、「足がお悪い用ですが、エレベーターを利用されますか?」と言ってくれました。
しかし、自分の足で歩きたい母はお断りして、階段を自分の足で上る選択をしました。(まあ、下りの方が面につらいのですが・・・)
なんとか無事歩ききったのですが、寺側の優しい心遣いが嬉しかったです。
※実際には車椅子でも見学は可能です。

永平寺は、現在も雲水(修行僧)の修行の場として機能しています。
写真撮影の時、雲水は撮らないようにとの注意はありましたが、その他は写真撮影の禁止は無いようです。ただ、修行の場なので見学側の謙虚な気持ちは必要ですね。
修行僧の皆さんが一生懸命掃除もしています。ちり一つ落ちていない階段に心が引き締まる思いがしました。



所要時間1時間を予定していた永平寺見学は、予想以上に時間が掛かり、1時間半ほど必要でした。
「日本海を見たい!」息子の希望を叶えるため、国道416号線を利用して海へ向かいます。接続する305号線で南下海沿いを走ります。
本当は海側を走るため南から北上するプランが理想ですが、今日はメインの目的地が永平寺だったため南下するコースとなりました。

普段はせいぜい知多半島の海しか行かない我が家族にとって海の向こうに陸地の見えない越前海岸は雄大に思えました。比較的穏やかだったとはいえ、ある程度の波は有ったのでいつまで見ていても飽きませんでした。




その後、敦賀まで海沿いの道を走り、高速道路で帰りました。
約390キロの日帰り旅行、体力が衰え始めた私には少々厳しいスケジュールになってきたようです。

 

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