とうちゃんの愛・地球博レポート 第5回

2005年5月5日

68,340人(22:00最終) 晴

 
今日はかろうじて事前予約の取れたブルーホール/マンモスに行く予定です。
集合時間は19:20〜19:30夜だからゆっくりでかければ良いのだが、この2日間
の状態を見ていると悠長なことを言ってられないみたいです。

5月3日と4日の入場者数はそれぞれ146,203人と149,214人駐車場は午前中に満車になるところも多くありました、いつも利用している名古屋空港駐車場はいつも真っ先に満車になってしまいますし、所要時間も3時間なんて事もしばしば・・・。

早くでかければ車は置けるけど、人混みの中で夜まで過ごさなければならない・・・。かといって地下鉄+リニモは4人の場合高く付くし、帰りの混雑を考えるとこれもパス。
まあ、この2日でも満車にならなかった藤岡駐車場に置く覚悟だったら何とかなるでしょうと思ってゆっくりしていました。

当然駐車場の状況はチェックしていたんですが、今日は10時になってもすべて空車で待ち時間も無し・・・????何かの間違いでしょう?だって昨日は悲惨な状況だったのに。いくら明日は平日でも昨日より少し少ない程度のはず、
11:00現在の入場者数は38,426人???
とうちゃんは焦りだしました。だって空いてるんだったら早く行かないともったいないでしょ(笑)


1.駐車場で昼食

名古屋空港駐車場に着いたのは11時30分もうお昼だね。事前に調べておいた空港ビル内の喫茶軽食の店を見てみると、それなりに食べるものがありました。とうちゃんは「A定食」、野菜と肉を炒めた物とカニクリームコロッケ、みそ汁、ご飯で¥680だったと思います。その他カレー、うどんなど昼食だったら十分可能です。
食事を済ませてバスに乗り込んだのは1時15分でした。バスに向かう途中係のおじさんに「バスが待ってますよ〜」と言われてしまったのがチョット笑えた。乗り込んだらすぐ出発でした。さすがに今日は貸し切りとはいかなかったけどね。


2.やっぱり混んでいる企業パビリオンゾーン

到着は1時少し前でした。いつものように東ゲートから入り、ゴンドラ横の階段を下りトヨタ館の横に出ます。こんな空いている日でもやはりこの辺りだけは人が多いですね。日立は110分、三井・東芝は90分 トヨタ館は2時の整理券配布待ちのかなり長い列が出来ていました。
夢見る山の前を通った時、めざめの方舟の整理券(14:35)を配布していました。ネット上の情報ではやけに評判悪いので、並んでまでは入りたくないと思っていたけど、すぐに整理券もらえるのならば入ってみて評価を下すべきなので整理券をGetしておきました。集合時間に縛られるのが少しイヤだけどなあ・・・。
今日の第1の目的は「遊びと参加ゾーン」の「わんぱく宝島」実は一番行きたがっているのがとうちゃんかもしれません。その理由は・・・あ・と・で。
企業パビリオンゾーンAを抜けていくわけですが、こちらはかなり空いていました。ワンダーサーカス30分、展覧車50分、三菱20分。また、グローバルループ上も4月24日と比べてかなり人が少なかったです。


3.35年の時を超えて

「わんぱく宝島」は元からあった「児童総合センター」をそのまま利用しています。過去3回ほど子供たちを連れて行きました。現在どのようになっているか非常に興味のあるところです。
中に入ってみて最初に感じたのは、”あまり変わっていないな”そんな印象でした。元々うまくデザインされた遊びの空間なので、手の加えようがないのでしょうね。現状復帰して返却が原則なので手を加えるとあとが大変ですし。

ただ、多くの遊具が危険防止のためか閉鎖してあるのが残念でした。
1階の床下は子供たちが入って遊べたり、いったん外へ出て隣のブロックへ移動できる透明のアクリルで出来たトンネルなど、子供たちが大喜びする施設がもっとたくさんあるのだけど、安全に対して厳しい万博の基準を満たさなかったのでしょうかね、利用できない施設が多かったような気がします。
でも、すべての施設が使えたら子供たちは1日中出てこないので他のパビリオン回れないけど(笑)

さて、とうちゃんがここでぜひとも見たかった物があります。それには古い歴史を振り返ってみる必要があります。
1970年大阪で開催された万国博覧会で、エキスポランドの入り口付近に「フジパンロボット館」というイモムシみたいな形のパビリオンがありました。
そこには多くのロボットが展示してあり、子供たちには人気のパビリオンでした。閉幕後「フジパンロボット館」は愛知青少年公園に移設され、ロボット達は第2の人生?をそこで送ることになります。
平成8年7月24日に開館した「愛知県児童総合センター」の建設を期にロボット館は解体されましたが、何体かのロボットは1階の「ロボットシアター」で継続して展示されました。
そして、それが今回の万博でもそのまま残っているんです。35年の時を超えて2つの万博に出展されたロボット達、その性能はともかくとして一見の価値はあるのではないでしょうか?

「ロボットの楽団」・・・・・どこかで聞いたようなコンセプトだな(爆)

今でも健在35年前のロボット達

残念ながら時間が合わなくてロボットシアターの演奏は聴けなかったけど、とりあえずはロボットに対面できて満足のとうちゃんでした。
そして、同建物内にあるロボットステーションを見学して技術の進歩をこの目で見ることが出来ました。


4.遊びと参加ゾーン

「わんぱく宝島」を出たらまず1枚写真を撮りました。このレポート最初の過去の部分で表示してある写真に出来るだけ近い位置で取るのが目的でした。でも、事前によく見ておかなかったので山勘ですが、概ね同じ位置だったみたいですね。

次は向かい側の「地球市民村」に入ります。既存の施設を活用した「出会い」のゾーン うーん確かにこの建物も以前からありましたね。童話に関した展示もあったはずですが、そちらの方へは行けなくなってました。
ここには「アースドリーミングシアター」なる変わった展示があります。天井に映し出されるエンドレスの映像を中央の畳か周りのリクライニングシートで観覧します。正直言って疲れていると寝てしまいます。でもそれで良いみたいですね。まどろみながら映像を見ることが目的みたいですから...zzzzz
外は「体験と交流」のゾーン こちらは事前の知識がなかったので横目で見ながら通過してしまいました。
そして、一家は観覧車の方へ向かいます。・・・でも乗りません。ひとり¥700はかなりの痛手になりますので(涙) 事前に有料との情報が入っていたので、良かったのですが、無料と信じて言ったら泣けてきますね。
「モリゾー・キッコロメッセ」できれいな生け花を見た後、そろそろ「めざめの方舟」の整理券の時間が近づいてきたので移動を始めました。再び人混みの企業パビリオンゾーンへ戻ります。もともと空いているこの日に「遊びと参加ゾーン」に居ると、ここが万博会場と思えなくなってきます。「愛知青少年公園」で特別なイベントをやっているような錯覚に陥ってました。


5.めざめの方舟

かなり酷評されている「めざめの方舟」ですので期待せずに入りました。並ばずに整理券もらえたので入ったわけですが、並んでまでは入る気はありませんでした。整理券をもらうときに「アリーナ席」を指定すれば空きがあればアリーナで見られるそうですが、そんなこと知らないのでスロープ席になりました。本来立ち見のスロープ席ですが、皆さん疲れているんでしょうね。半数近くの人がスロープに座り込んでみていました。
内容ですが、頭で理解しようとしたらおそらく訳が分からずがっかりするでしょうね。音楽と映像を何も考えず体験するつもりで観覧した方が楽しめると思います。感性が鈍化している私は感動こそしませんでしたが、がっかりするほどの物でもありませんでした。


6.グローバルコモン1と2

時刻は午後3時夜のマンモス/ブルーの時間まではまだかなりあります。この機会に外国館の混みそうなところなどを見ておこうと言うことで、グローバルコモン1へ、目指すは一番奥の「韓国館」
「韓国頑張っているなあ」それが私の受けた印象でした。評判の3DのCGアニメもテーマに沿った内容の濃い物、予想以上に楽しめた外国館でした。待ち時間は10分ほどでした。
お向かいの「中国館」はイマイチ人が少なそうでした。パビリオンの横にはパトカー来ているし、「反日デモが怖いから入らない」と主張する息子のまちゃも・・・・何もそんなこと大きな声で言わなくても・・・・。正直パビリオンにペットボトル投げつけたい気持ちは私にもありました。でも、同じコトして仕返ししたら戦争するしかないですからね。やはりここはお互いの文化を理解し合わないと。

ふと、空を見上げると来てました!「ツェッペリンNT号」が!愛知万博のPRなどが目的なので、名古屋ではあまり見られないんですよね。今日はじっくりと見ることが出来ました。

次なる目的地は「アメリカ館」グローバルコモン2へ移動します。「アメリカ館」も一番奥なんですよね。こちらも今日は空いていて5分ほどで入館できました。メインシアーターは楽しめるんですけど、いかにもアメリカ的でした。
お気軽と言うか楽観的というか・・・。真冬にガンガン暖房してTシャツ1枚で過ごしているお国柄ですからね。
シアターを出ると火星探査機のレプリカなどが展示してあります。宇宙開発と言えばアメリカの得意分野、1970年の万博ではアメリカ館で「月の石」が展示されて人気を呼びました。そのせいでしょうかね。時々アメリカ館に「月の石」があると勘違いして訪れる人が後を絶たないみたいです。
「月の石」はグローバルハウス/オレンジホールですので間違えないように。

アメリカ館を出たところに立て看板が「中米カレー600円」と書いてありました。食べてないからどんな物か分からないけど、ここは安いですね。1000円の所もあるのに・・・。(※唐揚げと同じくこの日は特別だったようです。通常は1200円)
大きな声で呼び込みしています。「タイムサービスで唐揚げ100円です」と言っています。100円だったらどんな物だったとしても腹立たないから買ってみました。普通の唐揚げでした。今日は祭日、10万人程度の人出を見込んでたくさん仕込んでしまったのでしょうかね。それが今日の入り(16:00現在 59,079人 )では予定外でしょうね。時刻は4時半そろそろ売ってしまわないと捨てることになってしまうのかもしれません。

次はとうちゃんの希望で評判の良い「国際赤十字・赤新月館」に入ることにしました。栄養失調でやせ細った子供達や戦争で足を失った人など、ショッキングな映像を見ることになります。
終わった後すぐに息子のまちゃもに感想を聞いたところ
「キモイもの見せるな!」の一言・・・・。
え?・・・と思ったけど、現実にそのような人たちが世界中にはたくさんいることを知らないこいつには作り物にしか感じないんでしょうね。
「世界にはお腹が空いても何も食べるものがない人たちがたくさんいるんだぞ、おまえは野菜を食べたがらないけど、その野菜さえも食べられない人もいるんだ、野菜も食べないとばちが当たるぞ!」
とカウンターパンチをお返ししてやりました。
あの映像が今理解できなくても、心にさえ残ってくれればいつか役立つこともあるだろう。そんな期待を抱いています。
良い物を見せていただいたお礼の気持ちを込め、売店で子供達に万華鏡(¥500)を買ってやりました。売り上げの一部は赤十字に寄付されるそうです。

この後ママの希望で国連館に入りましたが、疲れ気味のとうちゃんは座り込んでいました。しっかり展示を見てないので、レポートすることが出来ません。

7.夕食

時刻はそろそろ6時、食事を済ませてマンモスに備えなければ。
今日はママの提案で夕食は「大須万松寺茶屋」と決まってました。うーん今から遊びと参加ゾーンへ戻るんかい・・・。グローバルコモン2からだと愛・地球広場を回り込んでグローバルハウスの横を通って企業パビリオンゾーンA経由か・・・はぁ遠いなあ。
グローバルハウス前ではブルーホールの整理券を配ってました。今だったらすぐ入れるみたい。しばらく様子を見ていると今度はオレンジホールの整理券を配り始めました。でも、今からオレンジ入るとご飯の時間無いんだよね。
予約してあるブルーを捨てて今からオレンジなんて方法もあるけど、今日来たのは予約してあるブルーに入るのが目的だからそれもおかしな話。
結局「大須万松寺茶屋」に向かうことになりました。

「大須万松寺茶屋」は比較的安いですね。一部紹介すると
うなぎわっぱ飯 ¥1000
きしめん ¥600
うなむす ¥800
ジャンボみそ串カツ 3本 ¥600
ソフトドリンク(コーラなど)¥250

うなぎわっぱ飯を食べたけど味は私にとってイマイチでした。でも、その場で蒸してから出すので、熱々です。量は見た目少ないけど十分お腹がふくれます。会場での食事としては満足できたかな。

8.ブルーホール

グローバルハウスに戻ったけど、まだ少し時間があります。どこか時間をつぶすところはないかと思ってバイオラングを歩いていたら、ありました。バイオラングに沿って小さな展示スペースが。名前を忘れたので、公式サイトで探したけど分からない(涙)木曽川の映像をメインに川の源流から河口までまでを紹介する物や、スモークに映し出されるモリゾー、キッコロなどチョットは楽しめる物なんだけど。名前が確認できたら編集し直します。

そろそろ時間なので入館待ちの列に付くことにしました。整理券があっても早めに並ばないと良い場所取れませんので。50メートル×10メートルの巨大スクリーンです。出来るだけ真ん中よりの方が見やすいです。

内容は美しい自然の風景とその中での人間の存在の関係をうまく表現できていました。さすがに3つの画像をつなぎ合わせているので時々継ぎ目が目に付きますが、そんなことはどうでも良くなるくらい美しい画像でした。

上映が終わるとマンモスラボへ移動です。せっかくだから間近で見たいので、事前に入手した情報を信じて右よりのコースを取ります。やはりこれは正解でした。下段の歩道に乗ることが出来ました。

当初冷凍マンモスなんて珍しいだけでどうでも良い物と思っていました。でも、いろいろなパビリオンを廻り、地球環境について考えるようになってきた私にはその存在が意味のある物として感じるようになっていました。
地球温暖化によって永久凍土に埋もれていたマンモスが発掘しやすくなったこと、これは長久手愛知県館で取り上げられる「アイスマン」にも共通することなんですけど、なぜ、今「マンモス」なのか?地球はこのままでよいのか?
無言で語りかけるマンモスが大きな存在として感じた大工のとうちゃんでした。

どうか皆さんも物珍しさだけでマンモスを見るのではなく、大切なメッセージをそこから受け取って下さい。でなけりゃ亡骸を晒し者にされているマンモスが気の毒です。


マンモスラボを出るとこいの池に巨大な猿の頭が出ていました。「ああ、あれが訳が分からないと評判のナイトイベントだな」と思いながらも、立ち止まると叱られるのでさっさと立ち去ってしまいました。


9.もうひとつ

時刻は8時過ぎあとひとつくらいは入れるかな?
「三井・東芝館並べたらもう一度はいるか?」と提案したら娘のコッチーは張り切り始めました。いつもは歩くのが遅くて置き去りにされるあいつが早い早い(笑)・・・努力も虚しくすでに入館は打ち切りでした。
仕方ない、ワンダーサーカス入るか、東ゲートから出るのでこのまま帰ればいいのにまた戻ります。15分待ちで入れるから第1回に続き2度目の入館。
単なる意地ですよね。あそこで喜ぶ歳じゃないだろ?コッチーとまちゃも


今回は午後からの入場でしたがそれなりに楽しめた日でした。
しかし、今回もたくさん歩いたなあ。計画性がないので無駄な移動が多かったような気がします。頭の悪さを体力でカバー?馬鹿です(笑)

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